自意識過剰な人のデメリットは?わたしが自意識過剰を克服した方法

・他人からどう思われているかばかり気になってしまう
・他人からすごいと思われたい!
・被害妄想をしてしまう。・・・など

自意識過剰すぎると「他人からどう思われているか?」「他人からこういう風に思われたい」など、「他人から見た自分」にばかり注意が向いてしまっている状態ってご存知でしょうか?

自意識過剰だと・・・

「他人から見たかっこいい自分」に注意が向いてしまうことによって、実際は「自分のやりたいこと」「目標」「自分の価値観」がしっかり定まっていないことが多いのです。

「他人から見た自分」が素敵でいて、他人からの眼差しや羨ましさがたまらなく気持ちいいって要注意です!

意識過剰の方の内面で起きていることとは!

  1. 自分の自信のなさを他者からの承認で補っている。
  2. 他者の承認を得られることで自分の目標を達成しなくても心が充実してしまう。
  3. でも他者からの反応で一喜一憂してしまうので対人関係やメンタルが不安定になる。→被害妄想などもするようになる。
  4. かっこよく思われたいがために無難なことしかできないので人として経験を積めない。

昔の自分自身にも言えることなのですが、自意識過剰すぎる人は「他人から見た自分」に注意が向いている状態なのです。「他人から見た自分」のことを「公的自己意識」と心理学では定義されているのですね。

心理学では、自分自身を意識することを自己意識(または自意識)といいます。自己意識には大きく次の2つに分けられています。

公的自己意識・・・
自分が他人にどう思われているのかを気にすること

私的自己意識・・・
自分自身の内面を気にすること、内省すること

つまり、一般的に自意識過剰といったときには、公的自己意識が高すぎる状態を指しているということが分かります。

 

自意識過剰を治すには?他人の目が気になる原因と対処法より引用

自意識過剰=公的自己意識が高すぎる!ということですが、わたしの経験からすると結構な大ダメージとデメリットがありました。もちろん克服することもできます!まずは自意識過剰のデメリットや状態について確認したり、少しずつ意識していくことで十分に変わることもできるので安心してご覧くださいね。

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他人から見た自分ばかりに注意が向いてしまうと・・・


——他人からの承認:賞賛を求めてしまう。
他人からすごいと思われたい、賞賛を得たいなど

——他人の行動で一喜一憂してしまう。
他人から褒められると嬉しい、でも他人から指摘されると苛立ったり悲しくなるなど

——被害妄想してしまう。
他人が笑っていたりすると自分が噂されているんじゃないかと悪い方に考えてしまう。

など


他人からの賞賛を得ることに囚われたり、他人の行動で一喜一憂したりしてしまうので疲弊してしまいますよね。他人の言動でいちいち浮かれたり、落ち込まないといけないので自分の気持ちが自分でコントロールできなくなり不安定になってしまいます。

※気持ちが不安定になるだけでなく、かっこよく思われたいことを意識しすぎると緊張しすぎたり物事に集中できないから、結果的に仕事のできない人間になってしまうこともあります)泣
他人からどう思われているかが気になってしまうので自分の思い通りに発言したり行動したりできないだけでなく、他人から注目されたり賞賛を得ることに注意がいくとにより、緊張しすぎたり自分のタスク(やらなければならないこと)が疎かになったりしていい結果を残せないこともあります。
自意識過剰すぎると他にもこんな悪影響が!!

自意識過剰すぎると、メンタルが不安定になったり対人面でもこんな悪影響もあるのです。

自意識過剰が及ぼすネガティブな影響

自意識過剰といわれる性質が及ぼしやすいネガティブな影響について見ていきましょう。

  • 対人に不安を抱えやすい

自分が他人にどう思われているのかを気にしすぎる人で、自分自身の評価が低い場合は、他人の目に対する不安や緊張、恐怖を抱えやすくなると考えられています。対人に不安を抱えると、他人と話したり人前に出たりするのを避けるようになる可能性があります。

  • 自己顕示欲が強すぎる

自分が他人にどう思われているのかを気にしすぎる人で、自分自身の評価が高い場合は、自己顕示欲が強くなると考えられています。自己顕示欲が強すぎると、他人とのコミュニケーションにおいて、相手から嫌がられたりする可能性があります。

  • 気分が落ち込みやすい

自分が他人にどう思われているのかを気にしすぎる人も、自己愛が強すぎる人も、気分が落ち込む「抑うつ状態」になりやすいことが分かっています。

  • 攻撃的になったり引きこもったりする

自己愛が強すぎる人は、人前で失敗したり他人から批判されたりすることを気にするため、怒りながら相手に反撃したり、引きこもったり、失敗する恐れのある状況を避けたりしやすくなる可能性があります。

自意識過剰を治すには?他人の目が気になる原因と対処法より引用

自意識過剰な人ってメンタルが不安定で他人の目を気にしている割には客観的に見るとめんどくさい人ではないでしょうか??

でも自意識過剰は本人が一番苦しんでるんだけどなかなか治らないんですよね。

「メンタル不安定」「他人の目ばかり気にして失敗が恐い・物事に集中できない」「対人面での不安」を抱えていることにより、自意識過剰な人が一番損していることって、実は人としての成長や経験ができないことなんです。

自意識過剰な人の最大のデメリットは経験が積めないこと

——自意識過剰だと他人からどう思われているかばかり気にしてしまうので、「失敗」が恐くて無難なことしかできなくなります。他人からの賞賛がほしいがために失敗が恐くなり様々なことにチャレンジできなくなってしまうのです。

失敗が恐くてチャレンジできないから経験が積めないのです。

自意識過剰だと、「他人から見た自分」で頭がいっぱいです。なので自分がどう思われているかばかりに気を取られてしまうので、自分の目標も仕事などのタスクもそれ以外のこともすべて疎かになっているのです。

分の仕事やタスクや目標もすべて疎かになってしまうことも!

他人から見た自分にばかり注意が向けられれているので、自意識過剰の人って自分の人生の目標が定まってなかったり、仕事や勉強などの物事に集中できません。

他人からの安易な承認を得られると、自分の目標を決めたり達成しなくても心地いいのかもしれません。また、今までも自分の目標を達成してきた経験が少ないから、ますます他人からの安易な承認を求めるようになっていきます。

そうなると、

自分の目的や目標に注意がいかないので、自分の目標を達成するための努力や試行錯誤を怠ってしまいます。

目標を達成するまでの試行錯誤や努力ができなくなったり、目標自体も自分の決めた目標なのに他人の発言を気にしてしまいます。泣

やっぱり目標達成のための試行錯誤や努力もできないので、努力や目標を達成するといった経験も積めません。

自意識過剰過ぎると、人生の経験が積めない、目標を達成するといった経験も積めず、ただただ他人からどう思われているか、他人の賞賛ばかり求めていくようになります。

このように他者からの賞賛ばかり得られることも少なくなっていった場合、自分の成長や経験値を高めるよりも以前にもまして他人からの賞賛ばかり気にしてしまう場合もあります。いつまでたっても成長できないのです。

他人からの賞賛よりも自分自身の成長に目を向けて、様々な経験を積むことに集中してください。

自意識過剰になってしまう原因とは

わたしが思うに自意識過剰になってしまう原因として考えられるのは、他者の承認がほしい、自分に自信がなくて他人の顔色ばかり伺ってしまうなど様々なことが考えられますが、以下の2つの要素が大きく関係していると思います。

——自己肯定感の低さ
自分自身も自分の行動も発言も自信がないから、いつもなんとなく不安で他人に依存したり他人からの評価が気になってしまいます。また、自分の自信のなさを他者からの賞賛で補おうとしてしまうので余計に他者から見た自分を意識してしまいます。

——自己実現欲求がない
他人から自分がどう思われているかばかり考えてしまうのって、「自己実現欲求」まで到達できてないことも考えられます。他人から自分がどう思われているかどうか不安、自分の自信のなさを他者からの承認で補いたいのは、「マズローの欲求五段階説」でいうところの第4段階以下を満たしていないんじゃないかと思います。

マズローの欲求五段階説について

マズローの要求5段階説とは

「マズローの欲求5段階説とは?各欲求を満たす心理学的アプローチを用いたサービス事例【図あり】」の見出し画像

第1段階:生理的欲求

生きていくために必要な、基本的・本能的な欲求を指します。

「食欲」「排泄欲」「睡眠欲」などが当てはまり、これらが満たされなければ生命の維持が不可能です。一般的な動物がこのレベルを超えることはほとんどありませんが、人間がこの欲求階層にとどまる状況は一般的ではありません。 

第2段階:安全欲求

安心・安全な暮らしへの欲求を指します。

病気や不慮の事故などに対するセーフティ・ネットも、これを満たす要因に。一般的に、幼児にはこの欲求が顕著に垣間見えますが、大人になると反応を抑制することを覚え、自然と次の段階へ欲求が昇華していきます。 

第3段階:社会的欲求

友人や家庭、会社から受け入れられたい欲求を指します。

集団への帰属や愛情を求める欲求であり、「愛情と所属の欲求」あるいは「帰属の欲求」とも表現されることも。この欲求が満たされない状態が続くと孤独感や社会的不安を感じやすくなり、時には鬱状態に陥るケースもあります。

第4段階:承認欲求(尊重欲求)

他者から尊敬されたい、認められたいと願う欲求を指します。

名声や地位を求める「出世欲」もこの欲求の1つに当てはまり、外的部分を満たしたい第3段階までとは異なり、内的な心を満たしたい欲求へと変わります。また、こちらは第3段階における「帰属」の欲求が前提となっており、他人からの賞賛を求める欲求はその後の自然な行為とみなします。

なお、承認欲求における尊重には「低いレベルの尊重欲求」と「高いレベルの尊重欲求」があり、低いレベルの尊重欲求は、他者からの尊敬、名声、注目などを得ることによって満たされるのです。高いレベルの尊重欲求は、自己尊重の意識付け、技術や能力の習得、自立性などを得ることで満たされ、他人からの評価より自分自身の評価を重視する傾向に。

この第4段階の欲求が妨害されると、劣等感や無力感などの感情が生じます。

第5段階:自己実現欲求

自分の世界観・人生観に基づいて、「あるべき自分」になりたいと願う欲求を指します。

潜在的な自分の可能性の探求、自己啓発行動、創造性の発揮などを含み、自己実現の欲求に突き動かされている状態。また、第5段階だけはこれまでの欲求とは質的に異なっているとされています。

Ferret-マズローの欲求5段階説とは?各欲求を満たす心理学的アプローチを用いたサービス事例【図あり】より引用

※要するにいうと、欲求には段階があって、それが満たされていかない限り高次の欲求が視野に入らないということなのです。

なので自意識過剰になってしまうのは考え方の癖や自己愛の強さも関係している可能性もありますが、自己実現欲求まで達してない(自己実現欲求が視野に入っていない)と考えられます。

例えば、

好きな物を食べる、しっかり睡眠をとるなど生理的欲求が満たされていなければ安全欲求が視野に入りません。

生理的欲求が満たされて安全欲求を求めて、安全欲求が満たされると社会に帰属したいという欲求が生まれます。

「他人から見た自分」に注意が向いているということは、第1層から第四層までの欲求が満たされてないのです。好きな物を食べる、安心なところに身を置くことができていますか??自分を大切にできていますか?おそらく何かしらの欲求が満たされていないから、いつまでたっても自己実現欲求までたどり着けないのです。

わたしが自意識過剰を克服した方法

自意識過剰になってしまう原因は自己肯定感の低さと自己実現欲求のなさ、考え方の癖などが原因なので自分で対処することができます。私個人の主観的な要素が含んでいるものの自意識過剰を克服した方法を紹介します。

  1. 自己肯定感を上げる!
  2. マズローでいう下層の段階の要求を満たす。
  3. 失敗を恐れないで積極的にチャレンジしていく。
  4. 自分で目標を定めて、他人から否定されような何言われようが、努力する。
  5. 考え方の癖を変える。

1.自己肯定感を上げる

自己肯定感が低いと、他者に依存したり、自分の自信のなさを他者からの承認で補おうとしてしまいます。そして他者から見られている自分ばかりに注意が集中してしまい、自分の意見が言えなかったり行動ができなかったりします。

自己肯定感を上げることにより、他者や周りに過度に依存したり常に他人の顔色を伺わなくても済みます。自分で決めることは自分で決めていきましょう。

▼自己肯定感を上げる方法はこちらから↓↓↓

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2.マズローの欲求5段階の下層の欲求を満たす。

生理的欲求や安全欲求や社会的欲求がしっかり満たされていないと、「自己実現欲求」までたどり着きません。「我慢が美徳」という言葉があるけれど、「生理的欲求」が満たされていなければ「安全欲求」が視野に入りません。なのでそれぞれのステージの欲求を満たして「自己実現欲求」までたどり着くことが大切です。それには、まずは自分の欲求を自分で満たしていきましょう!

個人的になりますが、「自愛」で下層の欲求を満たしていきました。おすすめです!

▼自愛のすごい効果と具体的な方法とは↓↓↓

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3.失敗を恐れないでチャレンジしていく!

今まで他人の目が気になって失敗することを避けてきたかもしれません。人前に出ることも苦手で避けてきたかもしれません。ですが、挑戦していくことで自分の成長や実現するということの大切さが実感できるようになるかもしれません。

失敗もチャレンジも恐いけれど、自分の成長のためにチャレンジしてみてください。失敗しても恥をかいてもいいのです!失敗してもいいのでチャレンジした自分を褒めてあげましょう。

大切なのは、チャレンジしたことやそれを達成したことで自分に自信がつくし、成長した自分を実感することです。失敗してもいいので本気でやることによって新しい自分に出会えます。

4.自分で目標を定めて達成していく!

今まで自分自身の目標を設定して、他人が何を言ってきても達成するまで努力していきましょう。他人から見た自分ばかり考えてしまうと、自分の目標が明確に定まりません。最初は小さな目標からでも十分なので自分で設定して自分で実現していきます。

他人からどう思われているかばかり気にしていると、自分のやりたいことや目標に注意がいかないので努力することもできないし、無難なことしかできないので自分自身が成長できません。

5.考え方の癖を変えていく。

「他人から見た自分」ばかり考えてしまうのは承認欲求が強いのです。「他人から見た自分」よりも、「自分が何をしたいか、どうなりたいか・・」に意識を集中します。また、自分の成長にも目を向けます。例えば、人前に出るのが恐い場合も「これをやり切って自分で成長してやる、大変な思いをしても自分で自信を勝ち取る!」くらいに考えて自分の成長や自分の実現したいことに集中します。

さいごに

自意識過剰になってしまうのもすべてが悪いことではないのですが、エスカレートしてしまうと自分の目標を疎かにしてでも「他人から見た自分」のことばかり集中してしまうので、自己実現が疎かになってしまい結果的に成長することができなくなってしまいます。

ですが、マズローでいう低層の欲求を満たしていくことで少しずつ高次の欲求を求めるようになったり、自己肯定感を上げることで他人の発言などで一喜一憂しなくなっていくと思います。

自意識過剰になってしまう原因は、考え方の癖や自己愛が強いだけじゃありません。自分自身を満たすことや自己実現に焦点を当てることで少しずつ改善されていくと思われます。是非、一緒に努力していきましょう!!

SPONSERED