過干渉な毒親の影響ー自己主張ができない、自信がなく不安で思う通りに行動ができない方へ。原因と改善方法

自分に自信がなく、自分が思うように発言や行動ができない、占いを見てその通りに行動しないと不安になってしまうことはございませんか?

・自分に自信がなくて、思う通りに発言できない
・こんなこと言ったけれど大丈夫なのかと悔やむ
・占いやスピリチュアルを信じて行動してしまう。

上記のように自分に自信がないと、他人目線で考えたり、悩みすぎてしまうので行動や発言ができなくてストレスを抱えてしまいます。

自分の行動や発言に不安や罪悪感を抱えてしまう原因や改善方法を解説していきます。

 

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自分の行動に自信がなく悩んだり不安になる人の特徴

自分の行動に自信がない人の場合、プライベートなどの自分に決定権があるときでさえも、悩んだり不安や罪悪感に駆られてしまうために、ストレスを抱えがちです。以下のような行動をしてしまうと思われます。

  • 買い物をした後に、本当に買ってよかったのか?と必要以上に罪悪感に駆られてしまう。
  • 自分の行動に自信がなく、~してもいいのかな?と不安になったり行動できない
  • 自分がとった行動や発言に対して、~した方がよかったのではないかと罪悪感に駆られてしまう
  • 自分で考えて行動することに、不安に駆られてしまうので、他人の言いなりになることがある
  • 自己主張ができなくて、いつも犠牲になることが多い
  • 占いやスピリチュアルの通りに行動しないと不安になる。

どうすればいいか分からなくて何をするにも不安になったり、過去の出来事でも本当に良かったのかなと悩んだりしてしまいます。

自分で決めたり行動すると不安になるので、他人や占いなどの情報を信じてしまい、振り回されたり騙されやすくなることもあります。

自分の人生を自分で決定できないので満足度の低い人生になってしまうことも多く見られます。

 

自分の行動に自信がなく、悩んだり不安になる原因とは

過干渉な毒親の影響ー自己主張ができない、自信がなく不安で行動ができない方へ。原因と改善方法

原因1:(放置気味の時もあるけれど)過干渉な毒親

自分の行動・発言に自信がなく悩んだり不安になってしまう原因の一つは過干渉な毒親の存在です。

過干渉な毒親の場合、子どもが自分の思惑通りの行動をとらないと、しつこく言い聞かせたり制裁を加えることもあるので、親の意向を気にしながら行動するようになります。

子どもは、自分で考えて行動することや決定することができなくなったり、自己主張もできなくなってしまいます。

それでも自己主張したり、思うがままに行動すると干渉されたり否定されるので、徐々に自分の発言や行動に自信が持てなくなります。「本当に~でいいのかな?」と自分の行動に不安になったり、罪悪感を抱いたり、他人の意向を優先するようになってしまいます。

特に、過干渉でダブルバインドを多用する毒親の場合は、子どもへ悪影響も大きいので二次障害にも気をつけなければなりません。

 

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原因2:躾やコミュニケーションに「ダブルバインド」を多用する

2つの原因であるダブルバインドは、同時に発せられた二つ以上の矛盾した言葉に、板挟みの様になったターゲットが、結局は相手の言う事の全てに対し、従わざるを得ない状況に陥り、ストレスを抱え込まされる、やりとりの形式と言われています。

ダブルバインドに縛られると、どうしていいか分からなくて混乱する、自分で考えることを放棄して他人に従う、自己主張ができなくなっていきます。

 

下記は社会でよく見るタイプのダブルバインドですが、3つ命令すべてに矛盾が生じていて、ネガティブで威圧的なイメージも与えていますよね。そして、「相談すると怒られる」「自分で判断しても怒られる」という矛盾を生じていて、「周りの人間に迷惑をかけるな」という罪悪感までも植え付けているのです。

■社会で良く見るダブルバインドの例

①どうしてその作業に入る前に相談しないんだ、勝手に判断するから失敗するんだ。

②そんな事いちいち聞きにくるな、どうして自分で考えようとしないんだ、だから伸びないんだ。

③やってみようと挑戦するのはいいが、周りの人間に迷惑は掛けるなよ。

 

ダブルバインドを多用すると子どもは以下のような心理状態に陥ってしまいます。

・どうしたらいいか分からなくていつも混乱状態
・何が正しいか正しくないかが分からなくなる、価値観が安定しない
・自己主張ができなくなる
・強迫観念に駆られたり、怯えてしまう。

自分がどんなことをしても否定されたり、あれこれ指摘されるため、自己主張もしなくなります。

また、自分が何かするとあれこれ言われるので、怯えたり、強迫観念に駆られてしまいます。自分で考えることを放棄しているので、他人に依存して騙されてしまうこともあります。

 

原因3:罪悪感を植え付けられる

過干渉な毒親による悪影響ー何をするにも不安や恐怖が付きまとう、自分の思うように行動できない方へ。原因と改善方法について

罪悪感を植え付けることによって子どもは、罪悪感に駆られてしまうのが怖くなってしまうので自分の思うような行動ができなくなったり、過去の行動を後悔するようになります。毒親は、子どもへの責任の押し付けや失敗を責めるなどをして罪悪感を植え付けていきます。

■例)子どもに罪悪感を植え付ける表現

  • アドバイスしたのに言うことを聞かなかったから、こんなことになったのよ
  • あなたが~したせいでみんなに迷惑が掛かっているの
  • あなたの言う通りにしたら、こんな結果になった
  • あなたみたいな~する人は、将来~になってしまうよ。それでいいの?
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このように、失敗を責めたり、迷惑がかかるという表現をすることで自信を失わせています。

罪悪感を抱かせることで、ターゲットに行動を制限させることもできるのでとても厄介だと思います。

 

自分の行動や発言に自信を持つ方法

「過去の自分の行動や発言で後悔したり、罪悪感を感じてしまう」「今の自分の取ろうとしている行動や発言に不安になったり考えすぎてしまう」のは性格の問題だけでなく、毒親や環境の影響を強く受けていることが考えられます。禁止令と同じように、自分の深層意識のメンタルブロックとなってしまっているのです。

まずは、自分の行動や発言に不安になったり後悔しても、自分が苦しむだけで意味がないということを理解してください。もちろん、反省は必要な場合もありますが、必要以上に苦しんでも自分が傷つくだけです。

自分に自信を持つためには、まずは、自分を知って価値観をはっきりさせてたり、自分軸で考えることを癖つけてください。占いや他人からのアドバイスやネットの情報などでも、最初から鵜呑みにするのではなく、自分で精査して考えることが大切です。

そして自己肯定感を上げて、行動に移していきましょう。自分の行動に不安になったり後悔してしまうことがあっても、次はどうすべきかなど前向きに考えるようにしていきましょう。

▼自己肯定感を上げる方法はこちら

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