ACの方は、辛いことがあっても自分の感情に蓋をして抑え込んでしまったり、もしくはそういうことすら分からないという方も多いのではないでしょうか。
当時もあんなに辛いことがあったのに何もないフリして過ごしてきたという方も多くいらっしゃいますよね。
恐ろしいことに、そういうことが重なると自分の感情・本能・判断能力が欠落してしまって以下のような状況も受け入れてしまうようになっていきます。
- 怒っていい場面で怒ることができない(普通の人だったら怒る場面なのに、怒っていいかどうかも分からないくらいに感覚がマヒしている。)
- 普段は酷い扱いされているのに時々優しくされると嬉しくなって目をつぶってしまう。
- 少しでも優しくされると嬉しいから相手の浮気なども許してしまう。
モラハラや搾取する人のターゲットになっていることも気づかない場合もあったり、少しでも優しくされると承認欲求欲しさに酷い扱いをされてもすがってしまいます。
悲しいですが、ゆくゆくはモラハラDV系にも依存してしまうことになることもあります。
ACが搾取する人から付け込まれる、大切にされないわけ
ACの方が大切にされなかったり、悪い人から付け込まれてしまう原因
- 自分に自信がないから普通の家庭で育った人が苦手→訳あり・モラハラのターゲットになってしまうことも。
- 他人に依存したいから(承認欲求を満たしたい)
- 自分の本能や感情・判断力が欠落している
1.普通の家庭で育って優しくて真っ直ぐな人が苦手
ACの方は自分に自信がない、どうやって接していいか分からない、以前に距離を置かれた経験などから普通の家庭出身の方に心を開けなかったり、苦手意識を持ってしまうこともあります。
普通の家庭出身の人に苦手意識を持ってしまうと、残念ながら仲良くなってしまうのは訳ありの人・都合よく利用されるような関係を望むような人・モラハラ系が多くなってしまう場合もあります。(もちろんすべてではありません)怖いことにそんな人間でさえも寂しさからすがってしまうんです。
実は、普通の人だってあなたのバックラウンドにはさほど気にしません。でもなぜか距離を置かれるのは、自意識過剰だったり依存しようとしてきたり、暗い話が多いなど・・そういったことくらいなので、あなた自身が適切な感覚と距離感を持つことができればすぐに解決できるものなのに勿体ないです。
依存体質・自意識過剰だと距離を置かれてしまうことも仕方ないと考えてください。
全員に当てはまるわけではありませんが、辛い経験が多い人って自分にばかり関心がいったり他人からどう思われているかなどが気になってしまうため自意識過剰になることがあります。
原因として考えられるのが、楽しい経験があまりないので人とどう楽しむか、何が楽しいか、どうしたいか・・・が分からないから自分の内面にばかり意識が集中してしまったり、依存したい・嫌われたくないが故に他人からどう思われているかばかり気にしてしまいます。(もちろん全員に当てはまるわけではありません。)
でも、普通の人から見て自意識過剰・依存体質・他人ばかり気にして人生の目的がないような人って、距離を置きたくなってしまう場合が多いのです。
もっと楽しいことがあるのに何で??もっと外に関心向けた方がいいんじゃないの?って周りは思うけれど敢えて指摘しないで離れていってしまうこともありますよね。
でもACの方からするとそれが原因で普通の家庭出身が苦手になってしまうことだってあります。
こういう認識の違いなどは訓練次第で改善できるから心配いらないし、普通の方や素敵な方とも仲良くなることができますのでご相談くださいね。
2.他人に依存したいから(承認欲求を満たしたいから)
アダルトチルドレンを生み出すような過酷な家庭環境で生まれ育つと、親が共感してくれない、罵声、悪口を浴びされる、兄弟差別・・・などが日常的になりますよね。
こういった状況に晒されていると、「承認欲求」が欠乏してしまうのです。
子どもは欠乏している「承認欲求」が満たしたいがために、寂しがり屋・依存体質に陥ることがあります。
「承認欲求」とは褒められる・賞賛される以外に、共感や良好な人間関係の構築も含まれます。
なので、「無視されて傷つく」「孤独」「ひとりぼっち」「人間関係がうまくいかない」なども承認欲求が満たされれていないということになります。
家庭や親に問題があり精神的に過酷な状況が続くということは「承認欲求」が満たされていない状況なんです。
だから「承認欲求の欠乏」に悩まされてしまうために、ACの方は寂しがり屋になってしまう方が多い傾向があります。
承認欲求を満たしたいからとにかく他人に依存したい、少しでも自分に関心を持ってくれた方には大切にされなくてもすがってしまうんです。
▼承認欲求については以下をご覧くださいね↓↓
皆様こんにちは、臨床心理カウンセラーのNOAです。 いつまでも満たされない、何をしても集中できない、不安で落ち着かないし、何とかしなくちゃと追い詰められてしまうといった心理状態に陥って人生が苦しかったり悩んだりしていませんか?? […]
3.自分の感情や本能が鈍感すぎる
ACの方は自分の感情や本能に鈍感で、自分の中で何が正しくて何が間違っているかなどの判断基準があいまいです。
少しでも優しくされたりすると「承認欲求」を満たすためにすがってしまいます。
残念なことに、それが利用してくるような相手でも自分の感情や本能を否定してまで相手に依存しようとします。
例えば、普段は自分のことを馬鹿にしたり自己肯定感を下げるようなことを言われてしまっても、時々優しくされるとその人のことを好きになってしまうといったヤバい思考回路に陥ってしまうんです。
サンドバッグ的な扱いをしても逃げないからエスカレートしていくも
相手からすると、「サンドバッグ的に扱っても時々優しくすればいい」「他の人にはそんなことできないけれど、適当に扱っても逃げない。」なんて思われてしまうとエスカレートしていってしまいます。
寂しがり屋で自己肯定感が低い人は言うこと何でも聞くし、ひどい扱いをしても逃げていかない、自分に何でも尽くしてくれる・・・からそういうモラハラ系からターゲットにされてしまいます。
じゃぁ、逃げればいいじゃん!関わらない方がいいじゃんって普通の感覚の人ならそういうけれど、欠落した承認欲求を埋めるためにとにかく自分の気持ちに蓋をしてまですがってしまいます。
毒親からずっと酷い扱いを受けてきたから感覚がマヒしていることも考えられるのですが、明らかに怒ってもいい場面でも怒れない、相手に過剰に合わせてしまうのだから、それだけ承認欲求が満たされていないのです。
傍から見ていると結構やばいけれど、本人は承認欲求を満たすのに必死だから言うことを聞かないなんてこと多いんですよね。本当に普通の感覚を身に着けていってほしいと思っています。
自己肯定感が低いとモテますが、全く幸せではなさそう・・・
男性にモテる方も多いんですが自己肯定感が低い女性をターゲットにしている男性ばかりにモテています。
でも本人はたくさんの男性にモテていて一見幸せそうに見えますが、話を聞いても全然幸せそうじゃありません。
例えば、
- 平気で浮気する男性
- 普段はひどい扱いをされていても時々優しくされるとうれしくなる
- 不倫に嵌る
- どんな男性でもアプローチがうれしい
- ナンパされるとうれしい
など、誠実な一人の男性とのお付き合いが一切ないんです。
いつもサンドバッグ的、浮気される・・といった男性とばかり付き合ってしまうのも明らかに普通の人の感覚からするとかなりずれているし、本人も辛いのだろうけど気づけていません。
モテるということは、馬鹿にされていることも!いいことだけではありません。
一言でモテるといってもたくさんのモテがあります。
- ハードルが低いモテ→俺でもいけそう、適当に扱っても怒らなそう
- 高嶺の花モテ→声かけるだけでも勇気がいる、最初から本命
- 明るくてかわいいモテ→誰からでもモテるが、一歩間違うとハードルが低いモテに
などありますが、モテるだけで手っ取り早く承認欲求を満たすことができますが、イコール幸せではありません。
女性はハードルが低い認定されれば簡単にモテるけれど、それは自己肯定感が低い女性を狙った遊び目的の男性や既婚者、ヤリモ●、セカンドを求める男性ばかりにアプローチされてしまいます。
そういった男性は別に本命がいるか、高嶺の花の女性に行けないから、自己肯定感が低い女性をターゲットにします。
モテるということは意外にも馬鹿にされているということと同じ場合も多いんです。
本当に美人で気立てがよくて家柄も良い・・女性は意外とモテないことも多いんです。適当に扱えないし、男性側の自尊心が削られることもあるからです。
依存体質から脱却し他人から大切にされるには
1.自分を大切に!自己肯定感を上げる。
他人から大切にされるには、自分自身を大切にしていかないといけません。自分を大切にできると他人からも大切にされます。
そのためにも、まずは自己肯定感を上げていく・自己投資をしていく必要があります。
▼詳細については以下をぜひご覧ください↓↓↓
皆様、こんにちわ!臨床心理カウンセラーのNOAです。今回は自己肯定感についてお話したいと思います。 自己肯定感が低いと、自信がない、自分にはできないと思ってしまう、成功できないって妄想してしまう、他人の機嫌ばかり伺ってしまう・・・など[…]
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他人は、自己肯定感が高くて自分にしっかり投資している方を馬鹿にしたり蔑ろに扱うことはしません。
自己肯定感を上げていくと、自分の価値観や判断基準も明確になるし、嫌なことも嫌と言えるようになります。
2.承認欲求を理解して依存体質から脱出する。
承認欲求を満たすために、やばい相手にも依存しようとしてしまうのは理解していただけましたか??
承認欲求は生理的欲求、安全欲求と同様にとにかく強い欲求であり、ACの方は承認欲求が満たされていない方が非常に多いんです。その承認欲求が欠乏しているという強い衝動により、自分を蔑ろに扱ってしまう人にさえすがってしまうのです。
承認欲求を満たすには、お互いがフェアで良好な人間関係を構築するのが一番です。それができるようになると自然と承認欲求が満たされていくので依存体質から解放されていきます。
それまでは寂しいからと言ってすぐに恋愛関係に持ち込まないことが重要です。
また、承認欲求を満たそうとして他人に依存するよりも、普通の人みたいに成長欲求を軸に生きていってください。もう一度リンクを貼ったのでご覧ください。
皆様こんにちは、臨床心理カウンセラーのNOAです。 いつまでも満たされない、何をしても集中できない、不安で落ち着かないし、何とかしなくちゃと追い詰められてしまうといった心理状態に陥って人生が苦しかったり悩んだりしていませんか?? […]
人間関係が苦手、距離感、接し方、他人との違和感、自意識過剰で悩んでいる場合はぜひカウンセリングなどでご相談くださいね。
最後に大切なのは、自分の本能・感情に正直になってください。今までブラック家庭で本当に大変な思いをしてきて、辛いことがあっても平気なフリしてきませんでしたか?
3.自分の本能・感情・価値観に正直になる!
もうこれからは自分の本能に従う、嫌なことは嫌と言う、自分の意見をしっかりと伝える、嫌な人からは逃げる・・・など自分の本能、感情、意見を尊重してください。
自分の価値観、考え、嫌なこと・・・が今は分からなくてもしょうがないけれど、自分の価値観を明確にしてどんどん普通の感覚を身に着けていくのです。
やりたいことに挑戦する、好きなものを買う、嫌なことは嫌という、怒っていい場面では怒っていいんです。もっと自分を大切にしてくださいね。
▼詳細については以下をぜひご覧ください↓↓↓
普段の日常では自分を一番犠牲にしてしまっている方も多いのではないでしょうか? やはり自分を大切に扱うことができないと以前の私のように、「イライラ・不安・不満・ストレス・対人関係も上手くいかない・人生が辛い」といった負のループに陥ってし[…]
最後までお読みいただきありがとうございました!