働かない、モラハラ、プライドが高い・・父親は自己愛性パーソナリティ障害でした。特徴的な行動や私の被害体験について

私の毒父は、プライドが高く、働かない、モラルハラスメント、思い通りにならないと不機嫌になる、賞賛を求める、自慢する・・・などといった自己愛性パーソナリティ障害の見本のような特徴を持っていました。でも、当時は自己愛の知識もなかったので、普通の人だと思って誠実に接したり、いつかは変わってくれると期待していたのですが、それが大失敗だったのです。結局、気づくのが遅れて手遅れになってしまい精神的な病気やトラウマやACなどに長い間苦しめられてしまいました。

心が通じ合うことが前提として自己愛に接すると、裏切られたり都合よく扱われるので、自分の心が致命傷を負ってしまいます。自己愛が身近にいたので数々の問題点や、被害などについてお話します。

 

自己愛性パーソナリティ障害の毒父の振る舞いや行動パターン

毒父は、子ども相手に変な知識をさらけ出して賞賛を仰いだり、負けず嫌いで子どもと競い合って勝つと嬉しがる、思い通りにならないとモラハラするなどといっためんどくさい人だったんですね。

そのような幼稚な振る舞いは恥ずかしいと思うのが普通の大人ですが、自己愛の本人は全く気づきません。

それも、自己愛の思考は、他者不在と言われていて、他人の気持ちやどう思うかまで察することができないと言われています。

自分は特別で他人から賞賛を浴びたい、でも自分の振る舞いが他人に不快な思いをさせていることまでは分からないのです。

そんな毒父は以下のような特徴があり、「周囲をきにしない無自覚タイプ」の自己愛です。よくある自己愛のテンプレ的な特徴と同じで分かりやすい行動パターンでした。

自己愛の毒父の特徴

働かない、プライドが高い毒父の特徴と自己愛について
働かない、プライドが高い毒父の特徴と自己愛について

1.攻撃性・闘争心が強い

  • 子どもとテストの点数や当時の成績で競い合う(お父さんは100点だった、成績が1番だったなど)
  • 他人が成功しないように、いらないアドバイスや根回しをする。
  • 負けず嫌いで自分が一番でないと気が済まない
  • 相手が負けるまでしつこく攻撃をしかける

2.自慢が多い

  • 子ども相手にどうでもいい知識をさらけ出したり頭がいいことを自慢する
  • 大したことがないのに過去の栄光などを誇張表現する

3.共感性の欠如

  • 共感しないで自慢話に切り替える。(自分はもっと~すごかったんだ、できたんだ)
  • 共感性がなく、人の気持ちが分からないので、自分の行動が不快を与えていることに気づかない
  • 無関心、冷淡。子どもの状況に興味がない。
  • 心配の仕方が分からない、自分にしか興味がない
  • 情緒的交流ができない



4.演技みたいな不自然な振る舞いをしてくる。

話し方がオーバーだったり、不自然に演技がかっている表現をしてきます。注目を浴びたいからか場に適さない振る舞いをしてくるので不自然に見えてしまいます。

それも、他人の気持ちや周りの目を考慮することは全く頭にないのに、他人からの賞賛は浴びたくて仕方ないからと言われています。

自分の振る舞いが他人から見てどうなのかということまで考えが及ばないから恥ずかしい振る舞いをしているなんて思ってもいません。

5.常に賞賛を求めてくる

  • 自分が有能で優れているように見せかけて賞賛を仰ぐ
  • 自分が注目の的でないと気が済まないので、他人が賞賛されているときは嫉妬する
  • 承認欲求が常に満たされていない
  • 賞賛を得るためには嘘をつく、話を盛ることもある。
  • 他者・子どもを下げてでも自分への関心や賞賛を求めている



6.プライドが高い

  • 自分がやりたくないことは決してしない
  • 他者から注意されると激高する
  • 自分の非を認めない

7.モラルハラスメント、レッテル貼り、他者を傷つけても何も思わない

  • 子どもや相手が自分が思い通りにならないと、揶揄ったり、攻撃やモラハラする
  • 注意されるなど何かしら指摘されると、嫌味を言ったりモラハラする
  • ターゲットに対して嫌がらせ行為やモラハラをする
  • あなたは~だから~できないよね、などというレッテルを貼る

8.自分を正当化する、言い訳が好き

自分に非が合っても、他者を傷つける行動をしても、一切反省しないで言い訳したり自分の行動を正当化します。同じ過ちを繰り返していることも気づけないし、失敗から学ぶこともできないので人としても成長できません。

  • 他者を傷つけ、害を与える行動をとってもそれは周りのせいであり自分は悪くないと正当化する
  • 自分が機嫌を損ねるのは、すべて周りのせいだと思い込んでいる。
  • 自分に明らかな非がある場合でもいい訳したり、正当化する
  • 誤ったこと・衝動的なことをしてしまっても、反省は一切しないで自分を正当化する



9.外面がいい

他者からの賞賛や評価を求めているので、他人からどう思われるかを気にします。

  • いい人、有能な人を演じます。
  • 賞賛や評価を求めるので、演技がかった表現もします。

10.特別意識を持っている

自分は特別だと思い込んでいるために、自己中心的な行動を示したり、何を言ってもいいと思い込んでいます。

  • 子どもに対して奉仕、賞賛を求める
  • 自分が機嫌を損ねるは全部他人のせい
  • 子どもに自分の機嫌を取らせるのを当たり前だと思っている
  • 自分が働いたお金は全部自分のために使っていいと思い込んでいる
  • 車の運転が荒くても自分は上手いと思い込んでいる。

11.人の悪口や馬鹿にすることが好き

馬鹿にしたり、悪口を言うことで嫉妬心を抑えたりするようです。

  • 人を馬鹿にしたり、悪口を言うことで自分よりも劣っていると思いこんでいる
  • 他人への嫉妬心からか、悪口や欠点を見つけることで自分よりも下であると思い込みたい。



12.恥ずかしい行動をしている割には、恥をかくことを嫌う

演技がかった表現をしてきますが、不自然な行動ということが分かっていません。承認欲求が勝っているので客観的に自分を見ることができないのです。その割には、恥をかいたり、恥ずかしい思いをすることを異常に嫌っていました。自分は特別じゃないと気が済まないようです。

13.しつこい、他者に依存しようとする

ターゲットにしつこく付きまとって嫌がらせをするなど、他人を放っておけないといった依存心も持ち合わせています。

14.等身大の自己が不安定

等身大の自己が不安定なために、他者からの過度な賞賛で補おうとしています。等身大の自分を受け入れることができず、実際は自尊心はとても低いのです。少し問題点を指摘されただけで激高するのも、自己肯定感が低いのですべてを否定されたと思い込んでしまうからです。

15.禁止令を植え付ける

親が自己愛の場合、モラハラと同時に子どもに対して様々な禁止令を植え付けます。大人になってから様々な生きづらさを抱えている、社会に馴染めないのも禁止令の影響です。



まとめると

毒父のような自己愛性パーソナリティ障害は、他人の気持ちを察する、周りや常識的なことを考慮するといったことができていないので、不自然で他人に不快を与える行動が目立します。

気に入らないとモラルハラスメントする、すぐに激高する、注目を浴びたいから自慢したり、演技がかった振る舞いをするなどといった幼稚な行動などから、他人の気持ちや周りのことが全く見えなくて、自分の欲求を突き通すのに必死です。

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エナジーバンパイアの一面も

また、ちょっかいを出してはエネルギーを吸い取る、ターゲットに付きまとって嫌がらせするなど、他人をほおっておけないといった依存心も持ち合わせているので、とてもしつこく感じられるのではないでしょうか。

もし、親が自己愛だったら、家庭は支配され、家庭が安心できる場所ではなく恐怖や嫌悪感で満たされてしまいます。

自己愛の特徴的な行動の原因は

自己愛性パーソナリティ障害の独特や行動の原因は、爬虫類脳が優勢になっていることが以前から指摘されていて、一般的な人と脳の制御のされ方に問題が生じているためだと考えられています。

自己愛と違って普通の人の場合、人間脳によって爬虫類脳が適切にコントロールされているので、人間らしい感情、共感、社会性を重んじた行動ができるのです。誰でも爬虫類脳は持ち合わせているのですが、通常は人間脳によって適切にコントロールされています。

話が通じない、プライドが高い、モラハラする・・・などといった毒親の行動と爬虫類脳との関係については以下の記事もご覧ください。

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そして自覚症状がないタイプの自己愛は、考え方や脳の働き方も凝り固まっていて本当に厄介であり一生改善しないとみなしたほうが賢明です。

 

毒父を信用していたことによる、被害や二次障害

自己愛性パーソナリティ障害の特徴と被害にあった体験

感情処理を子どもに押し付けたり、子どもに賞賛を求めたり、自慢したり、競い合う・・人として最低だったのですが、自慢や誇張表現が多いので本当はすごい人ではないかと勘違いしていたんですね。

私の母親は仕事で不在、しかも子どもに無関心でした。毒父は家にいて母親の悪口を吹き込むといった情報操作のせいで成長しても気づくまで時間がかかりました。

自己愛はターゲットに依存しようとしたり、モラハラしたり、賞賛を求めたり、価値観を強要させるといっためちゃくちゃなことをしてきます。

自分は他人には共感しないのに、他人には賞賛や共感するように求めてくるのも変な話ですね。

毒父も私に考え方や価値観を強要してくるので、私は子どもながらに何が正しいのかも分からなくなって混乱することも多く、周りとも違和感を感じたりしていたので強いストレスを受けていました。

私も、過度のストレスで感情の起伏が激しくなっていったり、知らず知らずのうちに、大嫌いな毒父と同じような行動をとる自分にも嫌気がさして自己嫌悪に陥ったこともたくさんあって苦しい思いもたくさんしてきました。

学校でも人間関係が上手くいかないのに、家に帰ると酷いモラハラ、自分勝手で非常識な行動に悩まされてしまい、高校生の時にはパニック障害、うつ状態に陥ったので二次障害も発症してしまったのですが、それは地獄の入り口に過ぎず、それからずっとアダルトチルドレンの症状に悩まされることになっていったんですね。トラウマだけでなく、様々な禁止令による呪いなどの生きづらさにもたくさん悩まされました。

それと同時に、洗脳や毒父の正体に気づいたときは、人生がやるせなくて悔しくて投げ出したくなったし、絶望的でした。それでも今となっては本当に気づいてよかったと自信を持って言えます。同じような経験をされた方は安心してください。それに気づくことによって大きく考え方も人生も変えていくことができます。

さいごに

基本的に、自己愛が強い毒親の場合、他者不在の思考なので、相手の気持ちを考えた振る舞いやコミュニケーションができません。

感情の起伏も激しく、思い通りにならないと不機嫌になったりモラハラする、自慢したり、競ったり・・・といった振る舞いをするので、人間らしい理性を司る人間脳の働きが弱いと思います。

注目を浴びることや、周りからどう思われたいか気にしている割には、相手の気持ちや世間の常識などの視点が全くないので人間関係も上手くいかないことが多く、それでさらにイライラしては家族やターゲットに憂さ晴らしをすることを繰り返してしまいます。

反省もしないし、何があっても自分を正当化するので人間的な成長もしないので、自覚が全くない自己愛は変わることがないと思ったほうがいいと思います。

もし、身内や親に自己愛がいたら、相手が変わることに変に期待を寄せない方がいいと思います。むしろ、被害にあわないようになるべく距離を置いたりするなどして逃げた方が賢明ではないかと思います。依存してきたり、自分の価値観を押し付けてきますが、相手にしない方がいいです。

やっぱり、自分の感覚や違和感などを無視してしまうと、自己愛だけでなくても悪意のある人に付け込まれてしまうことがあるので、嫌だなと思ったら距離を置くなどして自分を大切に扱うことを習慣化してください。

 

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