貧乏体質の原因の一つに、他者や周りの影響を受けやすく、周囲への依存度が高いといった特徴があると言われていることについて紹介したいと思います。
一言でいうと、他人に気を使いすぎたり、周囲に流されやすいタイプの方が当てはまってしまいます。もちろん、他人に気を使うのは悪いことではありません。ですが、自分の考えが相手に合わせてコロコロ変わったり、自分の考えや価値観が不安定すぎるといつも振り回されてしまったり、これでいいのかと不安になってしまって生きづらいと思います。
- 自分がどう思われているか気にしすぎたり、他人や周囲に合わせすぎてしまう
- 他人の言うことや噂話を鵜呑みにしてしまう
- ニュースを見て一喜一憂してしまう
上記のようなタイプだと、自分よりも明らかに周囲や環境やニュースなどの情報に縛られているんですね。
では、主体性がなくて他人や周囲に縛られている人がなぜ貧乏体質になりやすいのか、特徴なども含めて紹介していきます。
1.周囲に影響されやすい、貧乏体質になりやすい人の特徴
1.自分の考えや価値観に自信がないから他人の言うことや噂を鵜呑みにしてしまう。
他人や周りの影響を受けやすい人は、自分の考えや価値観に自信を持てないからか、すぐに他人の言うことや噂話を信じてしまったり、自分の意見や価値観もその都度変わったりします。ネットやテレビなどのニュースに一喜一憂したり、騙されやすかったりなど、周りや情報などに踊らされやすいんです。
恐らく自分に自信がなかったり、何が正しいか分かっていないから、不安でいっぱいなんですよね。価値観も定まってないことも相まって、色々と不安になり、他人の考えや様々な情報に頼ってしまいます。でもいろいろな情報に踊らされるだけでさらに悩んだり不安になってしまう場合もあります。
そういうタイプの人の多くは、他人がいないもしくは周囲に属していないと自分では何もできなくなり精神的にも不安定になりがちです。
この世の中は、人によって考えも価値観もすべて違ってきます。人の数だけ価値観や考えが存在するんです。なので、何でも鵜吞みにしてしまうと、何が正しいか分からなくなっていきます。しっかりと自己分析をして自分の考えや価値観を定めていって自分に自信を持つことが大切です。
また、世の中には貧乏を正当化する人もいるので、他人の影響を受けやすい、信じやすい人は注意しましょう。
2.自分よりも他人への関心が強い
他人や周囲が何を考えているのかを気にしてしまうことはございませんか?
または、他人からどう思われるか気になってしまって行動できないということはございませんか?
自分が何かやりたい!といったことよりも、他人のことばかり考えてしまったり縛られてしまうのです。自分やりたいことよりも、他人の方に関心を持っていて他人を優先させているのです。
もちろん、周りを見たり、空気を読むということは、みんなを巻き込むのにとても必要なことだけど、気にしすぎてしまうと何もできません。
貧乏体質な人が、自分のことよりも他人や周りのことに縛られてしまうのは、会社や交友関係、社会制度などに依存しなければ生きていけないと無意識に思っているからと言われています。
3.ニュースなど情報で一喜一憂する
戦争や、値上げ・景気後退のニュースを見て、イライラしたり悲観的になってしまう方もいるかもしれません。
でも、それって自分の身にダメージとして降りかかるものはそれほど多くないと思います。
自分の身に起こるものではないのに、なぜ感情的になったり、思考が巡るのでしょうか?
自分の身の周りで起きることと、世間一般のニュースの切り分けができていないのです。
周囲の影響を受けやすいと、ニュースなどの情報にも踊らされて一喜一憂してしまうのです。
貧乏思考の人々は、ニュースやSNSを見て景気後退や経済の衰退の予測に不安を感じる傾向があります。すべてを失うのではないか、自分だけ世間に取り残されているのでは無いか、という恐れのせいでニュースやスマホから離れられません。しかし客観的に見ると、世間で報道されているニュースが自分の生活に影響を及ぼすことはそれほどありません。自分の身の回りと世間で起こっているニュースの切り分けができずに、芸能人の不倫報道にひどく憤りを感じたりもします。
4.自分の意志よりも、周囲や他人の気持ちを優先しがち
他人と比較したり、自分の行動や立場に罪悪感を感じてしまうといった方も他人に縛られているといっていいでしょう。
自分が成功すると罪悪感を感じてしまったり、困っている人のために自分を犠牲にして頑張ってしまう人も当てはまります。
- 自分が高級車に乗っていたら、買うことができない友人に申し訳ないと感じる
- 自分が楽をしていると、頑張っている人に悪いと思う
- 自分の意志よりも、他人や周囲のことを考えたり尊重してしまう。
- 恵まれていない人を見て、罪悪感を感じてしまう。
どちらかというと自分よりも他人に目がいっているのが分かると思います。
常に周りや他人に縛られているので、成功していいかどうか、お金を持っていいかどうかも周りの目を気にしてしまうので、結局お金持ちになることが難しくなります。
金持ち体質の人は、自己肯定感がとても高い傾向があります。自分の目標や欲求がはっきりわかっているので、それに向かってためらうことなく行動できます。そして自分を信じているので、確実に自分に利益をもたらすものを見極め、それにしか投資しません。そんな明確な「自分基準」のスタンスがさらに選択眼を育てるので、自然とお金が手に入るようになるのです。
一方、貧乏体質の人は、自己評価の低さと罪悪感の強さが混ざり合っています。自分が楽をすると相手に悪いなあと思ったり、相手が困っているとついその人のために頑張ってしまう。心が他者に縛られて自分の意思がない。だから許可を得ないと何もできないと思っている……。そんな人にお金が入るわけがありません。
2.他人に縛られている人・周囲に依存している人が貧乏になりやすい理由とは
他人や周囲を気にしたり、縛られている人は、他人からどう思われるか考えてしまうので結局何もできなかったり成功することも躊躇してしまうようです。
価値観も定まっていないので、せっかく行動に移しても他人からの横やりやネットなどの情報に惑わされてしまうので成功に向けてやり続けることができません。
周囲に依存しないと生きていけないので、自分のレベルも周囲と同じレベルになってしまいます。
例えばお金持ちになるかどうかも、他人のことを気にしてしまうのでなれないか、他人の目をクリアしないとなれません。もし、お金持ちになったとしても、恵まれない人や周りを見ては自分の成功に罪悪感を抱えてしまうので長くは続きません。
「お金持ちになったら嫌われてしまうかも」
「他人からどう思われるか怖い」
「自分が成功してもいいのか?周りと足並み揃えた方がいいかも」
「成功したときの嫉妬が恐い」
などと考えてしまうのではないでしょうか?
それだけ、他人や周りに縛られていて、自分のことよりも優先順位が上です。
自分のことなのだから、他人の目や他人の許可は必要のないことなんです。
3.お金持ちは、他人に関心がなく、興味も薄いといった研究結果も
お金持ちの人に見られる特徴のうち、他人に興味がないというか無意識に見えていないということや、貧困層よりも他人への共感も薄いということが確認できました。
統計上の話で、全部が全部当てはまるというわけではないかもしれませんが、お金持ちは他人に縛られていないということが分かります。
米誌「サイコロジカル・サイエンス」に先月掲載された調査によると、自身をアッパークラスに属していると考える人々は、資産が少ない人に比べ、周囲の人に意識が向いていないことが明らかになった。研究者たちは特権的ポジションを通じて形成された、“認識や注意に関する自然発生的なプロセス”により、金持ちが他人を“スルーする”傾向があると分析する。
研究を実施したニューヨーク大学のチームは、「個人の財力によって安定が保証された人々は、他人を報酬や脅威と関連づけて捉えにくく、注意を払わなくなる」と指摘する。
https://forbesjapan.com/articles/detail/14135
2010年に公開された研究結果によると、社会経済的地位が低い人々は他者の表情や感情を読むことに長けているそうです。
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実験の結果、社会経済的地位が低い被験者は高い被験者よりも正確に相手の感情を読み取ることができていたそうです。社会経済的地位が高い被験者は全く感情に気づかなかったわけではないものの、相手の感情を読んで共感することに熟達していないことは明らかだったそうです。
https://gigazine.net/news/20190318-money-costing-your-humanity/
他人に共感しすぎたり、自分の考えを押し殺してまで他人に合わせてしまう方は、自分の気持ちを大切にしたり、お金持ちのマインドを参考にしてみてください。
お金持ちは人間関係を大切にするので、共感性がないというわけではなく、貧困層より共感性が薄く、無意識に他人が見えていない程度です。
全く気持ちが分からないというわけではありませんので注意してください。
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