男社会ってしんどい、不平等、自信もなくなる―名誉男性になれない女性の葛藤

――男社会が押し付けてる「女性の理想像」が理不尽すぎる!!
男並みに働くこと以外に、女だからということで様々なことを要求される社会について考察してみました。

分かりやすいのがこのトピ。男並みに過酷に働くことを当然のように要求されながら、「女なんだから雑用やるのは当たり前、それと女は自己主張するな」っていうのは男社会にとって都合のいい「理想?の女性像」を押し付けているのです。

主は就職氷河期世代で、なんとか中堅の建設会社の総合職として入社しましたが

「男並みに過酷に働くこと」
「男のように振る舞うこと」
「セクハラは平気なフリをして聞き流すこと」
「でも女だからお茶汲みやトイレ掃除はすること」
「女らしく控えめにわきまえること」

を様々な人から同時に求められて、心身のバランスを壊し、退職してしまいました。
今日この記事を読んで「ああ、自分は名誉男性になろうとして頑張ったけど
なれなかった側の人間なんだな」と気づきました。

今の若い人から見たら名誉男性を目指すこと自体が時代遅れでナンセンスなことなんだと思いますが、
同じ挫折を味わった人と話してみたいなと思って
トピを申請しました。

実際にそういう社会を経験した方は分かるかもしれませんが、女性が働き続けるにはこういった要求を飲み続けるしかないっていうのが悲しいんですよね。

男社会が求める「理想の女性像」とは

男社会が求める理想の女性像をまとめると、

○男並み・それ以上に働くこと
○女らしく控えめに振舞うこと
○自己主張しないで何でも従うこと
○女は愛嬌が大切だから常に笑顔でいること
○セクハラは平気なフリして聞き流すこと
○女性は見た目に気を使うこと
○逆に見た目を女らしくするな。・・・など

・・・・・なんか都合よく扱われていない??
男社会が求める理想の女性像は「会社や男性にとって都合のいい女性像」なんですよね。

のような理不尽な要求に気づけないのも価値観の強要や同調圧力によるもの!!

理不尽な要求であるということもなかなか気づけないのも、その理不尽な要求に対して完璧に振舞うのが本来の女性の姿であるという価値観を強要しているんですよね。

それが当たり前で先輩方もみんなそうしていたから従わないといけなかった、それが常識だと思いこんでしまっただけなんです。

名誉男性かつ誰もが認めるスーパーウーマンじゃないと生き残れない。

要するに女性の場合は、男性の何倍も努力して超人的な存在にならないと組織では生き残れないのです。

そんな「男性にすらできないような」「超人的な」「不断の努力」をコツコツ積み上げて男性に尊敬されるくらいの超精鋭でなければ組織で生き残れない、女性という存在。どんな不平等だろうか。いったい、世にあまねく組織なるもの押し並べて、そんな父として夫として男として血反吐吐くほど超人的な努力をコツコツ積み上げてそこに残っている男性がどれだけいるというのか。特に「父としても」「夫としても」。

組織で生き残るのに、男の側にはそんな超人的な努力まで必要とされない。人生も仕事も全方位、そんなマルチタスクな努力を求められていたら、まあほぼ全滅だ。でも女の側には「母として妻として女として、非の打ちどころなく360度立派」であることが必要だ。あるいは、「母として」や「妻として」がなくても、男性の努力基準で「やるな」「こいつは優秀だ」と男たちに舌を巻かせることのできるスーパーウーマンでなければ、生き残れない。

 

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今の若い世代からは「名誉男性」と言われて支持されないのですが、それってホントに努力して何倍も働いて認められるまで要求を飲み続ける・・・ってすごい女性なんです。

「名誉男性」になれなくて苦しんだり退職した女性もたくさんいる。

男社会からの様々な要求を押し付けられてきた女性達は必死でその要求に耐えてきても、悲しいことに男性ほどには報われないことが多いのです。

その理不尽さを飲み込んで要求に答え続けないと評価が下がったり、生き残れない世界だったのでしょうがないから必死でやっても男性ほどには認められないことも多かったんですよね。

男性並みもしくはそれ以上の仕事をこなしても、超人的領域まで行かない限りは理不尽な要求をされ続けてしまうので、完全な「名誉男性」になる前に心身を崩したり、納得がいかなくて辞めてしまいます。

男性から理想を押し付けられても真に受けてはいけない。

仕事を押し付けられたり、ダメ出しされる、女性は控えめに振る舞うべき・・・といった圧力は会社にとって都合よく女性を扱うための仕掛けだったのです。

だから、他の男性社員よりも決して劣っているわけじゃないから自分に自信をもってくださいね。

理想を押し付けてこられても真面目に聞き入って自分を責めないでくださいね。

名誉男性になれなくても気にしないこと

名誉男性になれなくて生き残れなくてもいいのです。それまで頑張った自分を誇りに思ってくださいね。こんなに理不尽な要求に耐えて働き続けたあなたは会社でもどこでも特別な存在です。今まで大変な経験をしてきたからこそ、同じトラップには引っかからない、若い世代にも知識を共有していくことが大切です。

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